肝斑とは所謂、「シミ」の事です。
シミにもタイプが色々とあり、種類によって治療が異なります。
肝斑とは、左右の頬の骨にそって広がる事の多いシミの事を指します。
シミの治療の選択肢は豊富にあり、メラニンやメラノサイトという物質に働きかけるお薬を処方する場合が多いです。
もしそのシミが肝斑だったら、「トラネキサム酸」というお薬で治療していきます。
トラネキサム酸は色素沈着抑制効果を持つ内服薬で、肝斑に対して効果をはっきします。
症例によっては、同時にビタミンCやハイドロキノンなどの美白効果のある外用剤を組み合わせる事もあります。
何故内服薬かというと、その有効成分が、血流に乗って皮膚の隅々まで届けられ、表皮の深い場所にあるメラノサイトによって効果が発揮されるからです。
肝斑の治療には、レーザー治療は向きません。悪化の原因となる為、回避するべきでしょう。
治療に用いられるトラネキサム酸の治療効果は、おおよそ4~5週間後に現れます。
他のシミもそうなのですが、治療もその効果が現れるタイミングもまちまちです。
シミとは、地肌の色と比較して、色素沈着が目立つものを指しますから、患者さん本人が自分の地肌の色を基準にして色が薄くなっているかどうかという変化がシミ改善のパロメーターといってもよいでしょう。
また、複数のシミがある場合は要注意です。
先程も言った通り、肝斑の治療にはレーザー治療は向きません。
したがって、肝斑の治療から先に行うのが賢明でしょう。
ほかにも、複数のシミを重ねて持っていた為に、隠れていた別のシミが目立ってしまうようなケースもあります。
シミの約4割は肝斑が占めるというデータもあり、2つ以上のシミを持っている方も多いと言われます。
まず1~2ヶ月で肝斑の改善を目指し、続いて他のシミを治療していく方が、レーザー治療を選択肢に入れている場合は悪化の可能性も低く抑えられる為、適切ではないかと思います。